【代数・幾何編1】代数的整数の因数と二次曲線の格子点の一対一対応について
まだ冒頭も冒頭しか書いてないんだけどすぐに続き書くか怪しいし公開だけしときます
※本文は数Ⅲまでの高校数学を事前知識としています。
こんにちは dedemoni です!
いきなりですが、今回の肝となる2つの定理の紹介に入ります!【代数・幾何編】の半分以上がこの二つの定理の解説で占めているくらいなので、最初読んでわからなくてもちろん大丈夫です。適当に目を通しておいてください。
この定理を見つけるきっかけになった話は前回【数遊び編】で紹介していますが、今回とほぼ独立しているので先に読む必要はないです!
係数が全て整数の不定方程式: を考えましょう。
これは、 で円、
で双曲線、
で放物線になることから二次曲線を表すことがわかると思います。また、必ず
を解に持つので原点を通ります。
ここで、二次方程式: の解の一つを
とします。
は
で
、
で
、
で
になりますが、
のような整数は特殊操作が必要なので置いといて、とりあえず
は
とか
のような数だとイメージしていてください。
このとき、定理1と定理2が成り立ちます。
定理1は の因数と
上の格子点が一対一対応しているというものです。
定理2は二組の因数の積が同じならば、対応する格子点を結んだ二組の直線は平行になっているという定理です。逆も成り立ちます。
は
と
座標が等しくなっています。このようにある格子点
と対になる格子点は上にバーをつけて
と表記します。
このとき、
このようにある格子点 は
の因数
と一対一対応しているので、二つ合わせて
と表記することにします。
【複素数3】おまけ 等式一覧とか飛ばした証明
おまけ
お久しぶりです!
今回は接続数にまつわる綺麗な等式とか、飛ばしていた証明を補足を書きます!!!
- おまけ
- おまけ1:接続数の等式一覧
- おまけ2:減法接続数の等式一覧
- おまけ3:10^2n+1 の素因数が全て二乗の和にできること
- おまけ4:a,b,c,d から s,t,u,v が求まることの証明
- 追記:引継ぎ研究してた長高生へ!
円の格子点を複素数の素因数分解を用いて求める【複素数2】

(※この記事は以前の記事を読まなくとも問題ありませんが、以前に接続数について解説したので、それに関する記述が若干あります)
はじめに
例えばですけど、 は原点を通る円の方程式ですが、その円周上にある格子点の求め方はわかりますか。
この円の場合、下図のように -13 < x < 144 と の範囲が絞られるのでこの範囲内でxをしらみつぶしに代入していけば答えは得られます。

ただ、この方法だと大変ですし偶然整数になっている解を集めている感じがします。
しかし、格子点は偶然ではなく、とある規則に基づいて精巧に配置されています。
原点を通る円の場合、もっと本質的で、エレガントに格子点を求める方法があるので、この記事ではそれをご紹介します!
具体的には、この円( )の格子点は複素数
の因数と一対一対応するという性質を用いて求めていきます!
【複素数1】10^n+iの因数と(非)接続数の一対一対応

はじめに
目次:全体の目次【数遊び編】【代数・幾何編】 - dedemoni's mathematics
概要:【はじめに】588^2+2353^2=5882353 と 分数 1/17 = 0.5882352... - dedemoni's mathematics
前回:【循環小数4】すさまじい桁の接続数 - dedemoni's mathematics
いままでの要約と今回の目標
循環小数編を読んでないor忘れた人向けに重要部分を復習します!
という数字は
のように二乗の和が合体する接続数です。
また、接続数は
のように分数の循環小数に出てくるという性質もがあります!
循環小数編ではこの理由について考えていきました。
接続数は二乗の和が合体する数なので
の自然数解にほかなりません。
この方程式は円の式なので対称性より整数解は4つ同時に出てきます。

このとき、解同士には下の関係式がありました。
が
の整数解のとき
を下のように
の最大公約数とします。
このとき、下三つの関係式が成り立ちます。
三つ目の式より、接続数が分数の循環小数に出てきた理由を説明できました!
具体例を見てみましょう。
のときの接続数は
の二つであるので
より
です。
また、 より
です。
となります。
このとき先ほどの三つの関係式が成り立っています。
すなわち
詳しくはこの目次からご覧ください。
全体の目次【数遊び編】【代数・幾何編】 - dedemoni's mathematics
このように循環小数編では と
の関係性を見ていきました。
もっとその関係を深掘りしていくと、複素数を用いることで接続数を簡単に求められることがわかるので最初にそれを解説します!
そしてその関係は一般の円でも成り立ち、さらに複素数平面に応用すると円の格子点はたまたま整数になった点の集まりではなくものすごく精巧に配置されていることが判明します!
これは後編の【代数・幾何編】の入り口となる話でもあります。
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